inven で直接当時レイドに参加したフォース員にインタビューしてみた結果、
総 36人のディーヴァたちが参加し、セマタ攻略を始めて、成功を収めるまで約 4時間位掛かったと言う。
しかし、それは実際に攻略を始めた後、偶然発見した特定地形物による安全地帯を使いながらだと言う。

プレイヤーを認識する事が出来なかったおかげで、安心して攻撃し、その位の時間を掛けて倒したと付け加えた。

いわば、ドラウプニル洞窟のヴォカルマの様に、一種のバグプレイと見られる、
地形物を利用してターゲット認識が出来ない様にした後、
HP 25％になった時から正常な方法で攻略をし、それにも関わらず4時間も掛かったというのだ。

レジェンド級ネームドモンスターのセマタ、体感 HP は想像を超越する。

実際戦闘では、広域フィアーはもちろん、広域マヒ攻撃が約 7秒間動きを縛る恐ろしい難易度だったし、
全てのダメージディーラーたちが攻撃しても HP を全く減らす事が出来ず、バグかと疑う程の HP を持っていたと言った。

こうして討伐されたセマタであったが、この 36人のディーヴァたちは NCsoft から最初の討伐を
認められる事は無かったのは勿論、現在公式ホームページ掲示板利用も制限された状態であり、
セマタ処置で獲得したアイテムも回収、パワーブックの編集履歴も削除、及び、警告措置を受けた。

NCsoft 側は今回の件に関して、セマタ処置に参加した人員がカギを通じる正常な入場方法では無い、
非正常的な方法を通じて門を迂回し、洞窟内に侵入したと説明、理由を明らかにした。

実際にレイドに参加した人員に対して、既に NCsoft から措置が取られた状況だ。

ここにレイドに参加し、進行で主導的な役目を担当したユーザーは、記者とのインタビューで、
「私たちは NCsoft が作ったマップを最大限利用する方法を探しただけ」 とコメントし、
今回の措置の不当さを訴えた。

問題は、このような措置と共に明らかにした NCsoft の立場が少し曖昧だという点だ。

今回の措置で NCsoft は、
「入場方式において使われた地形利用、或いは、バグ」 を問題にしつつも、
実際のセマタ攻略で使われたキャラクター認識バグ方式に対しては何の言及もしていない。

これは解釈によっては、
「入場方式が問題だっただけであり、全く同じ攻略方法を使っても、カギを使った正常方式ならば
　このような方式も一つの攻略方法と認める」 と言っているといっても過言では無いのだ。

その部分はあまりにも当たり前の事だから言及しなかったと言う意見もあるが、
それならば、ドラウプニル洞窟の軍団長ヴォカルマの位置利用攻略に続けてパッチを進行した疑問が残る。
さらに逆の例で言えば、パシュマンディル寺院のルドラ攻略で蘇生の復活石を利用したゾンビアタック方式を
正式攻略と考案してモンスターデザインしているのかに対する部分が疑問として残る様になる。

この二匹のモンスター攻略方式はどんな風に説明するの？

もし上の無い様をみて、一部ユーザーたちがフォースを構成し、正式にセマタに入場し、
全く同じ方法で倒したら、果たしてそれに対しては NCsoft がどんな措置を下すのか
分からない状況というのも問題だ。

現在 inven ではこれに関して NCsoft に問い合わせている状況だ。
本事件が軽いハプニングで終わるのか、それともこの様なハメがモンスター攻略方式として認定されるのか、
以後 NCsoft の反応が期待される。