2010年4月21日
覚醒のスクロール 効果はどの位?[ AION - 1.9特集 ] Tweet
パーティープレイをすると、こんな言葉を良く聞く様になる。
「ドーピングしてください、ドーピング!」
本来 「運動競技で体力を極度に発揮させ、良い成績を残す目的で
行う薬物服用等の行為」 を意味する言葉の 「ドーピング」 は、
ゲーム中では料理やポーション等のアイテムを通じて、
能力値を高めると言う意味で使われおり、ゲーム内で良く聞く
言葉となった。
この様なドーピングは、その種類が多様であり、効果もそれぞれの為、
各職業に必要な能力値によって個々のアイテムを使用する。
新しく登場した 「覚醒のスクロール」 は、その中でも詠唱速度速度を
早くしてくれる効果を持っており、ヒールや魔法を使うキャスターたちに
嬉しいアイテムだ。
果たして、「覚醒のスクロール」 は、キャスターが両手を挙げて
歓迎する程、立派な効果を見せる事が出来るのか?
下の実験を通じて、直接その結果を確認して見よう。
(gamemeca)
「覚醒のスクロール」 は、「1.9 ディーヴァ総集結」 アップデートと共に新しく登場したスクロールだ。
錬金術を通じて製作する事が出来るし、レシピはモンスタードロップと、製作依頼の報償を通じて
得る事が出来る。
覚醒のスクロールは "5分間詠唱速度を上昇させてくれる" ので、
各種魔法スキルの詠唱時間が短くなる様にする効果を得る事が出来る。
また、覚醒のスクロールは 「下級」,「中級」,「上級」 の全三つの等級に分けられている。
等級が高くなるにつれ、3%ずつ詠唱速度が早くなる!
スクロール使用後、詠唱時間減少(9% 増加)
●詠唱速度実験準備
以下の条件の下、詠唱速度の実験を行った。
・実験 1 : 上級覚醒のスクロールの効果、及び、上級勇気のスクロール効果の比較
1.実験キャラクターは 50 レベル キュアウィング を使用
2.何も使わなかった時,
「上級覚醒のスクロール」 を使った時,
「上級勇気のスクロール」 を使った時,計3回ずつ施行する。
3.実験時詠唱スキルは 「ヒール ライト V」 とする。
4.連続で詠唱し、スキル詠唱回数を比べる。
5.実験時間は 5分 とする。
・実験 2 : 詠唱速度減少スキル使用時、覚醒のスクロールの効果を調べる
1.実験キャラクター、及び、詠唱スキルは実験 1 と等しい。
2.何も使わなかった時,
「上級覚醒のスクロール」 を使った時,
「クイックネス プレア I」 を使った時,
「クイックネス プレア + 覚醒のスクロール」 バフ時の 4種の状況を比べる。
3.実験時間は 10秒とする(クイックネス プレアバフ時間)
実験に使用した 50 レベル 魔族 キュアウィング キャラクター(称号無し)
装備はディーヴァニオンフルセットにディーヴァニオンメイス装備状態
●実験開始
実際に実験を始めると、サーバーの状況により、
実験をする度に詠唱回数に誤差が発生する状況が発生した為、
3回ずつ実験を進行した後、平均値を計算して比べる事にした。
また、「クイックネス ブレア」 等、詠唱時間を減少させてくれるバフがある時、
スクロールの効果はどの位なのかも一緒に実験してみた。
実験はユーザー数が少なく、ラグが少ないイスハルゲンで進行された
・実験 1 : 上級覚醒のスクロール / 上級勇気のスクロール効果比較
|
color="#FFFFFF" size="2">不使用 |
color="#FFFFFF" size="2">上級覚醒の注文書 |
color="#FFFFFF" size="2">上級勇気の注文書 |
color="#FFFFFF" size="2">1回目 |
98回 |
120回 |
114回 |
color="#FFFFFF" size="2">2回目 |
112回 |
123回 |
122回 |
color="#FFFFFF" size="2">3回目 |
110回 |
131回 |
111回 |
color="#FFFFFF" size="2">平均 |
107回 |
125回 |
116回 |
color="#FFFFFF" size="2">ポーション使用 |
無し |
最上級精神の秘薬使用 |
無し |
※計算された平均値は全て四捨五入された数値です。
・実験 2 : 詠唱速度減少スキル使用時、覚醒のスクロール効果
|
color="#FFFFFF" size="2">不使用 |
color="#FFFFFF" size="2">上級覚醒の注文書 |
color="#FFFFFF" size="2">クイックネス |
color="#FFFFFF" size="2">クイックネスブレア |
color="#FFFFFF" size="2">1回目 |
4回 |
5回 |
6回 |
7回 |
color="#FFFFFF" size="2">2回目 |
4回 |
5回 |
7回 |
7回 |
color="#FFFFFF" size="2">3回目 |
5回 |
5回 |
7回 |
7回 |
color="#FFFFFF" size="2">平均 |
4回 |
5回 |
7回 |
7回 |
color="#FFFFFF" size="2">ポーション使用 |
無し |
無し |
無し |
無し |
※計算された平均値は全て四捨五入された数値です。
詠唱回数の誤差があったりしたが、詠唱回数の差は平均値と各実験全て同じな結果を見せた。
総 5分間のスキル詠唱回数は、
覚醒のスクロール > 勇気のスクロール > 不使用
この手順で多くなったし、覚醒のスクロールを使った時は、使わなかった時より、
平均 20回位のスキルをもっと詠唱する事が出来た。
また、覚醒のスクロールを使った時には、スキル詠唱回数が多くなる事により、
MP 消耗も多くなる為、精神ポーションを使わなければならなかった。
もう一つ注目しなければならない点は、「クイックネス ブレア」 等、
詠唱時間を急激に減らしてくれるバフがある場合は、
スクロールの効果を更に大きく変化させる結果にはならないという点だろう。
●覚醒のスクロールでスキルディレイは減る?
「覚醒のスクロール」 は、詠唱速度を減らしてくれる効果を持っている。
それならば、もしスキルディレイや動作時間を減らす効果は無いのだろうか?
疑問を解決する為、二つのスキルを追加で実験してみた。
・実験条件
1.実験キャラクターは上記の実験と等しいキャラクターとする。
2.「ピュリフィケーション III」 スキルで動作時間を、
「リカバリー フラッシュ II」 でディレイ減少可否を実験する。
3.ピュリフィケーション と リカバリーフラッシュを連続詠唱して回数を比べる。
4.ピュリフィケーションは 3分,リカバリーフラッシュは 2分間進行する。
・動作時間の実験結果
|
color="#FFFFFF" size="2">不使用 |
color="#FFFFFF" size="2">上級覚醒の注文書 |
color="#FFFFFF" size="2">上級勇気のスクロール |
color="#FFFFFF" size="2">1回 |
160回 |
166回 |
200回 |
color="#FFFFFF" size="2">最上級 |
1個 |
1個 |
3個 |
覚醒のスクロールを使った時は、使った時と大きい差が無かったが、
勇気のスクロールを使った時は、大きな差を見せてくれた。
この結果を通じて、即時詠唱スキルの場合、攻撃速度増加による動作時間短縮が
最大の影響を及ぼすという事が分かった。
・スキルディレイの実験結果
|
color="#FFFFFF" size="2">不使用 |
color="#FFFFFF" size="2">上級覚醒の注文書 |
color="#FFFFFF" size="2">上級勇気のスクロール |
color="#FFFFFF" size="2">1回 |
58回 |
61回 |
58回 |
color="#FFFFFF" size="2">最上級 |
無し |
無し |
無し |
スキルディレイがあるスキルの場合、どんなスクロールを使っても大きな差は見られなかった。
覚醒のスクロールを使った時、少し差があったが、スキルディレイの減少というよりは、
詠唱時間短縮による誤差に見える。
●終えて
実は、この様な実験は、ユーザー達のゲームプレイとは大きく関連は無いかもしれない。
実際ゲームをする間は一つのスキルを詠唱するよりは、多様なスキルを使う様になるからだ。
しかし、詠唱時間が減る事は同じなので、もっと多くのスキルを使う事が出来る事実は変わりは無い。
結論を下すと、覚醒のスクロールはスキルの詠唱時間を縮めて、
同じ時間でもっと多くのスキル詠唱を可能にさせてくれる」 物だと言える。
即ち、覚醒のスクロールを使わないユーザーと比べた時、
同じ時間にもっと多いダメージ、または、回復量を見せる事が出来るという話になる。
しかし、既存に使って来た勇気のスクロールの効果も無視する事は出来ない。
何も使わなかった時と比べると、もっと多くのスキル詠唱が可能だからだ。
また、直ちに詠唱するスキルの場合、勇気のスクロールを使う方がずっと効果的という結果も現れた。
結局、自分が主に使うスキルが即時詠唱か、詠唱時間があるかを考えてみて、
自らどちらのスクロールを使うのか決める事が正解では無いだろうか。
投稿者 (む) : 2010年4月21日 18:28
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コメント
勇気と覚醒は重複出来ない様です。
片方だけ適用されて新しく使った方が適用されます。
記事中に追記しておきました。