●情報提供者 1

　- 特殊作戦部に加入している私は、クエストをきちんとする癖があって、
　　インギスオン防衛作戦でも、ゲルクマロス潜入作戦でも、全て行います。
　　最近は、特にゲルクマルス侵入作戦クエストをたくさん受けて、
　　ステリア村から風の道に乗って、回廊に行く事が多くなったんです。

　　特に考えなしに風の道に乗って行ってみると、どこかで聞こえる足音。
　　死んでから見てみると、他の場所へと走るバルロンの後ろ姿が見えました。

　　一、二回だけでは無く、パシュマンディル寺院からもバルロンで死ぬ場合が数多あります。

　　要塞まで空間移動した後、回廊に行こうと思っても、認識範囲が恐ろしく広いらしく、
　　この位なら大丈夫だと思って外側から行っても、遠くから私を見つけて、
　　おびただしい速度で走って来ます。

　　これ、どうにかならないんでしょうか？

●情報提供者 2

　- 普段から PvP が好きなので、久しぶりに魔族地域であるゲルクマルスに移って、
　　PvP を楽しもうと思い、キスクを設置した後、ドーピングして準備を終えて行きました。

　　さて敵を探して見るかと思ったその時、どこからか足音がします。
　　遠くからナタラズがこっちに向かって走って来て、これは何のホラー映画かと思いました。

　　フルバフすればアイオンで一番早いというボウウィングをプレイしている私としては、
　　逃げだせば良いと思い、ゼリーを食べてライカン変身と同時に風の疾走を使い、
　　最高速度で逃亡を図りました。

　　しかし 10秒、いや、もっと短かったと思います。
　　あっという間に追いつかれて、三，四発攻撃を食らって死んでしまったんです。

　　どんなにあっけなくデタラメであったか...。
　　再度ゲルクマルスに移ってからも、10分後にまた越えて来ました。

バルロンとナタラズと言えば、発見されるや否や天族魔族どちらも血眼になって倒そうとする
あのネームドモンスターなのだろうか？
何故こんなモンスターたちが、インギスオンとゲルクマルスを歩き回り、
ユーザー達を虐殺しているのかという疑問が生じた為、状況を直接調べる為に、
ユーザーの支援を受けて、直接確認にいって見る事にした。

●今、会いに行きます。

インギスオンのステリア村に行き、風の道に乗って、バルロンが良く現れるいう場所に向かった。
しかし、風の道が終わると同時に、どこかで鳴るモンスターの認識音がなると、
瞬く間に大きなダメージを受けて、記者は黒白画面を見る様になった。

お前だったの...

状況を把握する前に、どこから現れたかも分からずバルロンが記者を殺したし、
これといって反撃すら一度も出来ないまま、冷たい底に羽を伸ばして横になった。

耐える事が出来ない。

短い間に成り立った出会いに衝撃を受けて、死後の世界を旅行した記者。
その後、風の道に乗って飛んで来て、バルロンの認識を無視するユーザーを発見。
認識を回避出イル場所があるという情報を教えて貰った。

直ぐここに登れば、やり過ごす事が出来るという。（記者は 3回で成功した）

滑空を通じて素敵に（？）上に着陸した記者の前に、やはりバルロンが睨み立っていた。
幸いにも、今度は恐ろしく睨んだまま、そのまま帰還してくれた。

こ・・・怖い。

●正体を把握する！

こいつはどうしてこんなに問題になっているのだろうか？

ユーザー達の言葉によれば、プラチナデイリークエストを進行する様になった場合、
一方の要塞のクエストを完了した後、反対側にある要塞に行く為には、
これといって走る以外には他の方法が無いと言う。

その為、必ず過ぎ去らなければならない経路をバルロンとナタラズが守っており、
困難を経験していて、また、移動速度が恐ろしく早い為、一度でも認識されたら逃げられないというのだ。
（たまにバグなのか、身を隠した状態でユーザー達を虐める場合もあるらしい...）

これは記者としての本分を発揮する時間。
バルロンの認識範囲がどの位なのか、移動経路はどうなるのか、把握してみる事にした。

認識範囲を確認して見る為に近く近付いて、バルロンをクリックしてみたが、
普通のモンスターたちは対象をクリックすればレーダーに認識範囲が表示されるのに、
特に理由は無く、バルロンの認識範囲はレーダー上に表示されなかった。

一体お前の正体は何なんだ。

仕方なく認識範囲を調べる為、命を掛けてバルロンに飛び掛かった。
その結果、バルロンの認識範囲は 42m 内外という重要な情報が分かった。

次の場面は想像にお任せします＼(^o^)／

認識範囲を確認した後、距離を維持してバルロンの移動経路を記録する事が出来た。
同じ方法で、ゲルクマルスにいるナタラズの移動経路も確認して見た結果、
どちらも要塞から要塞に繋がる角を歩き回る事を確認する事が出来た。

バルロンよりもナタラズの移動範囲が広い。

総合して見れば、ユーザー達が主に利用する場所であるシレンテラ回廊入口と、
一方の要塞から反対側要塞に移動する道の角を歩き回り、
認識範囲は 42m 内外、認識されたら恐ろしく早い移動速度で近付いて来て、
ダメージがとても強く、逃げる事は不可能に近いという結論を得た。

ナタラズの姿。

●自由の身になったバルロンとナタラズ

そのまま倒してしまえばいいのでは？という疑問が湧いた記者は、
何故、最近ユーザー達はバルロンとナタラズをこんなに放置しておくのか、
周辺でプラチナデイリークエストを進行中のユーザー達に、直接聞いて理由を調べてみた。

・ユーザー1

　- バルロンが与えるアクセよりも、最近出たアクセの方がずっと良い物だからでしょう。
　　最近必須オプションである魔法相殺が無い 55 レベルを誰が倒しますか？

・ユーザー 2

　- 最近ティアマランタで倒せるネームドモンスターたちの大部分が、
　　基本的にアイテムでは無く、高い強化石もドロップしています。
　　アイテムをとれないとしても、強化石一つだけでも手に入るのなら、
　　空しい苦労をしたと思わないから気持ちもいいものです。

　　しかし、バルロンやナタラズは、ドロップがあまりにも少ないです。
　　倒すのも大人数である 1 フォース余りが必要なのに、
　　苦労に比べて得る物が無いから、人々が探さなくなっているんですよ。

・ユーザー3

　- 専門的にネームドだけ倒しに行ったりしてゲームを楽しむ私ですが、
　　バルロンとナタラズは、攻略するのに人数や時間がとっても多く掛かります。
　　クエストしに行く方々、パシュマンディルに行きたい方々が、
　　私にちょっと倒して欲しいと言って要請する度に、
　　イベントを主催して倒そうとフォースを募集しますが、人々は参加しないです。

　　認識範囲を減らすか、１ヶ所に固定で立てるパッチをしなければならないと思います。

ユーザー達の言葉を通じても分かったが、
1 フォース内外の人員がやっとの思いで倒せるのに、
得られる報酬は良く出て 55 レベル制限ヒーローアクセサリー 1つ位であるバルロンとナタラズ。

ドロップが少ない。

ティアマランタに存在するネームドモンスターの中で、バルロンやナタラズに似ている等級の
司令官スナヤカ，巨大なクラデー，魔力の結晶体チチダス，黄金のタルタル，全能なドバリム等は、
基本的なヒーロー等級のアイテムを除けば、多くの数の高レベル強化石をドロップして、
一緒に苦労したフォース員たちの努力に対する報酬を得る事が出来る。

基本報酬以外にも強化石がフォース員を労ってくれる。

これらに比べれば、バルロンとナタラズの報酬は少ない方であり、
また、レベル制限のある 55 レベルアクセサリーしかドロップしない為、
自然とユーザー達を遠ざける環境が造成されたのだ。

こんな理由で、彼らはユーザー達から徐々に外面を受ける様になり、自然と自由の身（？）になった。
問題は上で明らかにした様に、この二人の移動範囲がとても広く、主要経路の位置にいるせいだ。

ユーザー達の往来は大幅に減った地域ではあるが、かなり多くの数のユーザー達が、
この二人の為に不便を経験している事が確認出来た。

掲示板に常に上って来るユーザー達のパッチ建議

怒りの書き込み

勿論、現状況でプラチナデイリークエストを進行しつつ、この様な被害を被っているユーザーは多くないだろう。
場合によっては、これを修正する時間と資源を、新規コンテンツ開発に投資した方が良い事も出来る。
しかし、この様なコンテンツ補修は、ユーザー達と NCsoft 間の信頼問題と見なければならない。

流れてしまったコンテンツでも、誰か楽しんでいるユーザーがいるのであれば、
ここに関心を持ち、ユーザー達が楽に楽しめる様に気配りするのが開発会社だ。

アイオンが今後も今の様な名声を引き継ぐ為には、必要では無いだろうか。

●ナタラズのホラームービー