2012年2月18日
根源占領戦、変化が必要な時期[ AION - 3.0特集 ] Tweet
●ユーザー達が感じる根源占領戦の問題点と解決方案
去る 2月 1日のアップデートで、根源占領戦の方式が PvP に変更され、
早くも約 2週間が経過した。
占領戦時間は既存 3時間毎に一回だったのが、一日 3回に変化し、
寄与度によってプラチナ / ミスリル手柄勲章を貰える様にもなった。
単純に方式だけで見たら、既存のインギスオンやゲルクマルスの
攻城戦と似ている方式だ。
しかし、該当のアップデート以後、各掲示板などでは占領戦において
不便事項を吐露する文章が絶えない。
一体どんな部分が不便事項として作用しているのか?
また、これを解消出来る方案は何なのだろうか?
●RvR コンテンツの意味を喪失した占領戦
2月 1日アップデート前は中立地域だった為、天族 / 魔族はお互いに交戦を行わなくても、
現身への累積ダメージ競争で、根源を占領する事が可能だった。
その為、RvR コンセプトに似合わないコンテンツだという惜しさはあった。
ユーザー達が今回のアップデートで期待した事は、アイオン RvR コンテンツの空白を、
根源占領戦が埋めてくれる筈だという点だった。
根源周辺が紛争地域に変化する事で、互いに活発な交戦を通じる根源占領を予想出来たからだ。
しかし、現在の大多数サーバーでは、RvR では無く、天族 / 魔族が互いに 2個ずつの根源を占領する、
所謂 「ぶんどり合戦」 が盛んである。
全面戦争が起こるのを期待したティアマランタは、3.0 初期と同じく 「冷戦」 状態だ。
何故、占領戦は RvR コンテンツとして輝かないのだろうか?
東西に分けられた天族 / 魔族占領地域。
その理由の中の一つは、天族と魔族が等しい条件で根源を 2個ずつ占領した場合、
これといってそれ以上 RvR を進行する理由が無いからだ。
根源 4個が同時に占領可能状態になれば、天族と魔族は各他の根源を攻略して、
大きな時間差無しに、同時に占領を完了する事が出来る。
人員が多い場合、現身を倒すのに消耗する時間も非常に少ない方だ。
わざわざ互いに争う理由が無いと言える。
現身は登場後、あっという間にノックダウンする。
根源周りが紛争地域でも、結局占領戦自体は PvE 方式で進行されるという事も、原因の中の一つだ。
根源占領戦は攻城時間直前に、根源が自然に竜族の所有へと変化する。
即ち、各陣営は 「防御」 をする必要が全くない。
攻城が始まれば、竜族モンスターを倒し、根源を占領すれば良いのだ。
それに比べて、インギスオン / ゲルクマルス要塞戦の場合は、
一種族が攻撃をすれば相手種族が防御をする為、自然と RvR が発生していた。
要塞を奪えば該当の要塞のプラチナクエストを遂行したり、特別な物品を購買出来たし、
反対に要塞を奪われれば、シレンテラ回廊に進入する事が出来なかったりした。
この為、攻撃と防御、どちらも激しくなるしかなかった。
根源占領戦は、結局 「竜族」 とのケンカだ。
深刻な問題は、相手種族との戦闘を甘受してまで、3個以上の根源を占領する動機が無いという点だ。
ティアマランタ地域の 4つの根源中、2個だけ占領しても、ティアマランタの目やインスタンスダンジョンに
入場する事が出来るからだ。
もちろん、相手種族を倒してながら多数の根源を占領すれば、
寄与度によってプラチナ / ミスリル手柄勲章の報酬を受ける事は出来る。
しかし、これも全ての人員に支給される訳では無く、
初めから相手種族を狙って連合を構成して攻撃しない以上、
我軍の根源占領と同時に相手種族も根源を占領してしまう。
安定的な報酬が出る占領戦と手柄勲章を諦めてまで、
相手種族の根源を取る為に牽制出来る水準の連合人員を集められるか?
これを実現する可能性は非常に低い。
上の事項を総合すると、攻撃と防御も無く、占領しなければならない根源は 2つ取ればいい。
現身自体の攻略難易度も低く、占領戦スタート後、短時間内に攻城は終了する。
この過程で、RvR が発生する場所は何処にも無い。
むしろ、相手種族と戦闘が起こったら、占領戦時間中闘いだけ行い、根源を見逃してしまう危険もある。
RvR が追加的な楽しみでは無く、「邪魔な要素」 として作用するのだ。
●参加人員は連合単位。週刊クエストは?
上の様な理由で、占領戦では大規模 PvP をする姿は探しにくい。
結局アップデート前と同じく、天族と魔族が根源を 2つずつを分けて占領する場合が大多数だ。
一方、占領戦時間が変更されて、プラチナ / ミスリル手柄報酬が追加された為か、
夜 10時の占領戦参加人員は大幅に増加した。
既存は根源 1ヶ所に 1 フォースが参加する程度だったが、今は少なくは 2 ~ 3 フォース、
多ければ 5 フォース以上が参加したりする。人数だけみたら、連合規模の大規模攻城だ。
人数だけで見れば三桁の大規模戦闘だ。
ところで、根源占領戦で進行しなければならないカルン週刊クエスト 「[週刊 / フォース] ティアマットの現身」 は、
相変わらずフォース以下単位にだけクエストが更新される。
最近では、フォースより個人参加者の割合が高くなり、先制攻撃 + 累積ダメージが高いユーザーだけが、
クエスト更新されている状態だ。
このクエストは、報酬でカルンの印 24個 を与える為、占領戦に参加する重要な理由の中の一つとなっているが、
大多数のユーザー達はクエストが更新されず、無駄足となって帰る場合が多い。
アップデート後、ティアマットの現身クエストをクリアしたユーザーは多くない。
これは、根源内部の竜族モンスター 15匹 を倒すクエスト、
「[手柄 / デイリー / フォース] 占領戦支援」 クエストも似ている状況だ。
占領戦に参加する人員と比べて見てモンスターの数が少なく、
モンスターが湧いた時はモンスター所有権限の為、同種族内で紛争が発生したりする。
勿論、「占領戦支援」 は占領戦が一日に三度進行される為、他の時間帯にも参加し、
モンスター処置数を累積させる方法もある。
しかし、占領戦は午後 2時,6時,10時に進行される為、会社員ユーザー達は夜 10時を除いた
占領戦に参加する事がとても難しい。
実際、大多数の会社員ユーザー達は、「業務時間の 2時と帰り直前の 6時に進行される占領戦に
参加するのは事実上不可能だ」 と言う意見を、口を揃えて言っている。
これらの中の一部は、
「根源占領戦で遂行するクエストの人員単位を、フォースから連合に修正すべき」 と言う意見を出したりした。
●個人戦を誘導する手柄報酬。有名無実なフォース / 連合コンテンツ
根源占領戦での寄与度によって、プラチナ / ミスリル手柄勲章を受ける事も、
ユーザー達の間でまた論難になっている。
現身への先制攻撃とダメージディーリング、アビスポイント習得等で寄与度を高める方式が適用された為、
フォースより個人 / パーティー参加の方が少し有利になったからだ。
フォースで参加する場合、該当のフォースの点数をフォース員全体が均等に分配する為、
累積ダメージの高いユーザーは、初めから個人参加したり、パーティー途中現身の体力が低くなった時、
パーティーから脱退したりする。
ヒーラー系列職業であるキュアウィングとチャントウィングも、
占領戦ではヒールよりもダメージディーリングにぶら下がる様になった。
占領戦時間になれば、インギスオン / ゲルクマルス要塞戦の様に、
チャントウィングが 「ゲイルスペル」 を販売(?)する姿も簡単に探す事が出来る。
フォースで参加するユーザー位、個人参加者も多い。
そうなれば、我軍は同じ仲間というより、競争相手として感じられる様になる。
今までは根源占領の為、相手種族と点数を争ったケンカだったのに、
アップデート後は手柄勲章の為、同じ種族と点数を争うケンカに変わったのだ。
パーティー / フォースを捨て、個人の累積ダメージで我軍と競争し、手柄勲章をぶら下げる様になった根源占領戦。
これがインギスオン / ゲルクマルス要塞戦の様に、連合単位の戦争を望んでアップデートされた
コンテンツの現状だ。
●難しいが、改善が必要だ
現在、根源占領戦でユーザー達が感じる不便事項は、非常に多い状況だ。
手柄勲章を得る為には、他の人員より高い累積ダメージを出さなければならない為、
装備が良くないユーザーは報酬を受けるのが夢のまた夢だ。
手柄勲章報酬を目的に参加しないとしても、
手柄デイリークエストと、カルン週刊クエストのクリア難易度も非常に高い。
手柄勲章報酬の為に個人で参加するユーザーが増えた為、
フォースクエストの更新も徐々に難しくなっていったからだ。
根源占領戦アップデート後、掲示板には絶えずユーザー達のフィードバックが上って来ている。
この中で多くの数を占める内容は、手柄デイリークエストと、カルン週刊クエストの難易度下向きだ。
掲示板には根源戦に関わる意見が常に上って来ている。
一部ユーザーは、
「現身を一回でも殴れば、ティアマットの現身クエストが更新される様に修正してくれ」 と言う意見を提示したりした。
現在の時点では、該当のクエストの進行が不可能に近いと言うのが、彼の意見だ。
現身を一回でも殴った時にクエストが更新されるというのは、58 レベル上級スティグマクエストと同じ方式だ。
この様にした場合、個人参加者やフォース参加者も、全員クエスト報酬を受ける事が出来るし、
占領戦参加を諦めていたユーザーも、易しいクエスト更新の為、占領戦に参加する事が出来るという効果がある。
手柄デイリークエストに対しては、
「ドラカンモンスターの登場時間をもう少し繰り上げ、再登場時間を縮めて欲しい」 と言う意見が多かった。
その他では、「倒さなければならないモンスターの数を減らして欲しい」 と言う意見もあった。
クエストモンスターがもう少し多く登場したり、倒すモンスターの数が減れば、
もう少し多くのユーザーにクエスト遂行機会が与えられるからだ。
他の方案としては、該当のクエストを 「連合」 で遂行可能に修正する方法もある。
連合単位でクエストが更新される場合、限定されたモンスター個体数だけ倒せば、
幾多のユーザーが報酬を受ける事が出来る様になる。
ただ、この場合、占領戦に参加する大部分の人員を、連合に招待する必要がある不便さが出てくる。
現身攻略時は勲章報酬の為に個人参加を好むユーザーも多い為、実効性は低いと思える。
クエスト遂行に対する負担が少しだけでも減れば...
手柄勲章報酬に対しても、ミスリル勲章を得る 24人以外に、
「プラチナ勲章を支払う人員をもう少し増やして欲しい」 と言う意見があった。
このユーザーは、
「占領戦に参加しても、少数人員を除けばクエストどころか何らの報酬も得られない」 と付け加えた。
時間を割いて占領戦に参加するなら、全体的な報酬の強化は必要だと言うのが彼の意見だ。
ただ、全体ユーザーに報酬が支給される場合、根源周辺で見物だけして報酬を受けるという
ユーザーが発生する場合もあり、慎重な調査が必要だ。
その他には、種族対立がテーマであるアイオンらしく、根源占領戦の RvR 要素を、
もう少し強化して欲しいという意見もあった。
このユーザーは、
「各根源の占領可能時間を違う様に設定して、3個の根源占領時、もう少し多くの恩恵を
受ける事が出来る様にして欲しい」 と、具体的な方案を提示したりした。
更に、このユーザーは、
「一回に一つの根源だけ開かれたら、自ずから天族と魔族が同じ地点に辿り着く為、
自然に大規模戦闘を楽しむ事が出来る様になるでしょう。
根源 3つ占領時に恩恵があったら、既に 2つ占領した種族も、追加報酬の為、
次の根源を攻撃する筈で、相手種族は 2個の根源を確保する為、死に物狂いで抵抗する」 と、
理由を説明した。
インギスオン / ゲルクマルス要塞戦の様に、大規模戦闘を楽しむ事が出来るか?
3.0 アップデート以後、不足な RvR 要素を満たす為にアップデートされた根源占領戦。
ここで初めて目標とした RvR は成り立たなかったし、まだ改善しなければならない部分も多い。
幾つかの部分は、ユーザー達のプレイ方式に縛られている為、
一回で全ての部分を解決するのはとても難しく見える。
しかし、ユーザー達の意見にもう少し耳を傾けて、一つずつ改善点を修正していけば、
現在論難されている事項も、徐々に良くなる事が出来るでしょう。
根源占領戦の方式変更が、3.0 アップデートに対して RvR コンテンツを増やして欲しいという
ユーザーたちの意見を取り集めたのであれば、今度はユーザーの意見を通じてコンテンツを整える順番だ。
より迫力溢れる大規模戦闘、多くのユーザーが満足する事が出来る報酬。
これがユーザー達が願うアイオンの、真正な RvR コンテンツでは無いだろうか。
投稿者 (む) : 2012年2月18日 22:15
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コメント
もうレギ単位の要塞戦にしようぜ
種族単位でバランス取るのとか無理だし
下手にバランス取ろうとしてRvRが機能してない現状なんだろ
レギ単位で城取れるようなRvRにすればバランスなんて取る必要ないし
1日3回参加できるプレイヤーと1回しか参加できないプレイヤーですごい差がつく仕様だな
今の龍界ドレドみたいにランダムじゃないし廃プレイヤーの独壇場になるぞこれ
なんか同族で勲章の奪い合いってのも嫌なもんだわ
改善なら簡単じゃね?
・カルンクエ争奪→討伐NPC3体以下に
・2:2確保の冷戦状態改善→3箇所以上取った種族の首都の近くに龍族代行者出現(ドロップ激ウマ)
・白職のプラチナ手柄救済→昔から散々言われてるが回復も貢献度に(
種族間バランスなんて何処まで行っても取れるわけ無いんだから
勝利者報酬だけを美味しくすると又2.0以前に逆戻りだろ
PvP活性化させたかったら、しっかりしたレーティングを基にしたPvPコンテンツの実装と
その報酬にでもいいアイテムを出すべき
種族だけで勝ち組負け組みが決まる轢き殺しコンテンツなんて、過疎を招くだけ
今だって糞バランスのお陰で運営がRAなんてつけて四苦八苦してるしね