PvP アイテム系列に大きな変化を及ぼした 2.7 ディーヴァ vs ディーヴァ

特に、獲得難易度でこの二つの装備を比べる人々が多かった。

毎日参加するだけで決まった量のテンペル記章を得られるテンペルアイテムに比べて、
軍団長の様なアビスアイテムは、アビスポイントだけでなく、プラチナ手柄勲章を要したし、
概してこれらを得る過程は簡単や易しく得られる事が出来なかったので、当たり前といえば当たり前の話だ。

しかし、この２つの対決で勝敗を宣言するのは、まだ早急な様に見える。
2.7 パッチで新しい PvP アイテムも登場したが、それ同時にプラチナ手柄勲章の獲得難易度も低下したからだ。

プラチナ手柄勲章を獲得出来るクエストが追加されて、デイリークエストの全繰り返し回数が増加されたし、
もちろん一番重要な要塞戦に割り当てられたプラチナ手柄勲章の数も増加、及び、範囲が増加された。

●ぱっと楽になったプラチナ手柄勲章

デイリークエストや竜界要塞戦がプラチナ手柄勲章を獲得出来る数少ない方法だと言っても、
事実上一定水準以上の装備を取り揃えなければ、要塞戦で勲章を得る事は易しい事では無い。

つまり、大多数のユーザーがプラチナ手柄勲章を得る為に一番多くする方法は、
まさにクエストが主体だと言えるだろう。

プラチナ手柄勲章デイリークエストは、特定モンスターを倒してアイテムを拾うクエストだ。
問題はクエストカウントが 1人対象になっていて、同時間帯に該当のクエストを遂行する為、
数多くのユーザー達が同じ地域でモンスターを狩り、競争しなければならなかった。

この様な状況の為、お互いに席を主張するユーザー達が出てきたし、
これにより紛争もよく発生して、紛争が生ずる事も退屈せぬ様に見る事が出来ていた。

そんなユーザー達の為、プラチナ手柄勲章デイリークエストが、もう少し易しく、楽に変化した。

・デイリークエスト パーティー単位プレイ可能

プラチナ手柄勲章デイリークエストが紛争の対象になったのは、
モンスターを倒してクエストアイテムを獲得するのが、たった 1人だけ可能だったからだ。

今回のパッチでは、この様な内容が変更されて、パーティー員全体がクエストアイテムを獲得出来る様になった。

　- プラチナ手柄勲章が報酬であるインギスオン，ゲルクマロスのデイリークエストをパーティーで進行する場合、
　　モンスターを通じてドロップされるクエストアイテムを、パーティー員全員が取得出来る様に変更しました。

テストサーバーでは超スピードで狩りを募集するパーティーも度々見られる

・デイリークエスト 最大繰り返し回数増加

先立って話したが、デイリークエストは一番確実にプラチナ手柄勲章を得られる方法だ。
他のユーザー達とモンスター所有権を置いて神経戦をしたりしなければならなかったが、
それはあくまでも完了が遅くなるだけであり、自分が得る報酬が減ったりとかはしない。

即ち、一番確実で素早くプラチナ手柄勲章を集められる方法が、デイリークエストなのだ。

しかし、この方法にも限界は存在する。それが 「繰り返し回数」 だ。

最大 20回まで繰り返し回数が制限されており、これを全て行ったらそれ以上遂行は不可能だったし、
この程度の繰り返し回数では必要な量の勲章を得る事が出来ず、困難を経験するユーザーが多かった。

要塞戦や特定ダンジョンで獲得が可能だとも言うが、デイリークエストで獲得可能な事に比べれば、
確率も安全性も些細な方だった為、ユーザー間ではたゆまず不満の声が上がり、上向き要請が繋がりもした。

そのたゆまぬ声の結果なのか、今回の 2.7 パッチで遂に成り立った。
既存 20回が最大だった繰り返し回数が、今回のパッチで最大 40回まで増加したのだ。

竜界地域のプラチナ手柄勲章報酬デイリークエストの繰り返し回数が、全て 40回に増加した。
これからは繰り返しクエストだけ全て完了しても、160個のプラチナ手柄勲章を得られる事になった。

・潜入 / デイリークエストと、フォース / 連合クエストの報酬上向き

竜界地域のプラチナ手柄勲章関連クエストは、一般的なデイリークエスト以外にもある。
相手種族の要塞を占領した時に遂行出来る 「潜入 / デイリークエスト」 と、
相手種族に要塞を取られた時に遂行出来る 「フォース / 連合クエスト」 がそれだ。

実質的にはよく起きる状況では無い為、普段から遂行する事は難しいクエストだが、
状況になったら遂行してみる事も良いだろう。

潜入クエストは 「勲章 1個」 が 「勲章 3個」 に報酬が変更されたし、
フォース / 連合クエストは、 「勲章 1個」 が 「勲章 2個」 に報酬が増加した。

●新規プラチナ手柄勲章クエストの追加

プラチナ手柄勲章が目標であるユーザーには、一つのクエストも惜しい。
2.7 パッチと共に、新しいプラチナ手柄勲章クエストも追加された。

新しく追加されたプラチナ手柄勲章クエストは、各種族の 「パドマシャの洞窟」 入口で受けられる。
自分の種族地域にあるパドマシャの洞窟入口へ行けば NPC が居て、これらと話し合えばクエストを受けられる。
クエスト条件は、パドマシャ洞窟の中にいる竜族モンスターを倒す事だ。

自分の種族に当たる入口に行けば会える。

もちろん一人で狩るのはほぼ不可能なモンスターだが、
今回 2.7 パッチと共にパドマシャ レイドが改編された為、関心が集まって来ている。
これからはパドマシャ レイド パーティーが多くなる事が予想されるので、
その時にクエストを一緒に進行すれば、充分にクリア出来るでしょう。

もう多様な理由で潜る様になるだろうパドマシャの洞窟

●要塞戦の報酬範囲、及び、数量増加

クエストが変更されたり増えたりしたが、しかし必要数量には足りないと言える。
当然プラチナ手柄勲章が必要なユーザーなら、要塞戦に気を使うしか無いだろう。

しかし、そんなユーザー達があまりにも多い事に比べて、竜界要塞戦で報酬を受けられる人々は制限されていた。
多くの人々が集まって競争をして見ると、どうしても上位に属した一部ユーザー達に、
要塞戦の報酬が集中されるしか無いからだ。
その為、初めから参加を憚るユーザー達も出ていた。

今回、そんな要塞戦の報酬基準が緩和される事になり、与えられる全体的な報酬の数も増えた為、
もう少し多くの人々に恩恵が与えられる様になったと見られる。

修正前と修正後のプラチナ手柄勲章配布数

精鋭兵の全体人数は増えなかったが、与えられるプラチナ手柄勲章の数が増加したし、
参戦兵は対象人員が 2倍以上増加し、とても多くのユーザー達が勲章を貰える様になった。
与えられるプラチナ勲章の全体譲与と、受けられる範囲も両方上向きされたのだ。

初めてテンペル訓練所アイテムが公開された時、関して多様な意見が登場したが、
どうしてもその獲得難易度が原因になった。

アビスに代弁されれば AION の PvP アイテムに新しい系列が登場したという事にもなるが、
軍団長アイテムを合わせる為に必要な努力と比べて、テンペルの方がとても易しかったからだ。

自ずから軍団長より早く、易しく合わせられるテンペルの方に、ユーザー達が殺到するしかない状況。

しかし、テンペル訓練所アイテムは、2回のオプションバランスパッチを経験して入場時間制限が追加されたし、
プラチナ手柄勲章の獲得難易度は全体的に減少、現在はこの二つの獲得難易度の格差が大幅に減少した。

おかげで、ユーザー達は自分の状況に合う様に PvP アイテムを選んで選択する事が出来る様になった。
軽く楽しむ PvP を願うユーザーなら、少しでも易しく得る事が出来るテンペルアイテムを、
努力と時間を伸ばして最高の席を願うユーザーなら、軍団長を目標にする様にすれば良いだろう。