2011年1月13日
一緒に進む世界 コンパニオンシステム[ AION - 2.5特集 ] Tweet
2.5 アップデートの最大の変化は何だろう?新しいダンジョンと、
新しいアイテム?いいや、コンパニオンシステムの誕生だろう。
高レベルキャラクターと低レベルキャラクターが一緒にパーティーを組んで
経験値を受ける事が可能になり、あのレベルの難しいクエスト進行に
多く役立つ事が期待されるコンパニオンシステム。これを分析してみた。
●コンパニオンシステムとは?
2.5 アップデートを通じて、天族にはアラクネ姉妹会が、
魔族にはマルクタン兄弟会が、デイリークエスト団体として追加された。
コンパニオンシステムを活用する為には、40 レベル以上のコンパニオンと、
1 ~ 39 レベルの手伝って貰うキャラクターが必要であり、1 ~ 39 レベルのユーザーは 10 レベルになると同時に、
自動でエリュシオン / パンデモニウム予備テンペルに属する様になる。
また、コンパニオン状態で デイリー / 週刊 クエストをクリアする為には、
お互いの条件に当たるパーティー員を探さなければならない。
コンパニオンキャラクターの場合、クエスト遂行の為には自分のクエストに当たるレベル台の
キャラクターとパーティーをしなければならないし、コンパニオンキャラクターと低レベルキャラクターが
10 レベル以上差が無い場合、コンパニオンは成立されない。
低レベルキャラクターは、エリュシオン / パンデモニウム 予備テンペルのクエストを遂行する事で、
レベルアップに必要な経験値を得る事が出来るし、高レベルキャラクターはアラクネ姉妹会 / マルクタン兄弟会で
配布される印を通じて、アイテムを報酬として受け取る事が出来る。
クエスト遂行方式に差があるだけで、基本的な構造は既存のデイリークエスト団体に似ている。
ピンクのお嬢さん集団(?)アラクネ姉妹会
コンパニオンになる為には、アラクネ姉妹会 / マルクタン兄弟会に加入した高レベルキャラクターが
遂行したいクエストのパーティーに加入した後、自分がヘルプする人をパーティー員リストからクリックし、
「コンパニオン遂行」 を選択すれば良い。
しかし、実際筆者のキャラクターでコンパニオンを進行してみた結果、
コンパニオンキャラクターのクエストと、条件に当たる低レベルパーティー員を求めるのが
思ったより難しかった。クエスト進行より、むしろこっちの方がもっと難しい。
現在テストサーバーでは低レベルキャラクター人口の割合が低い事もあるが、
該当のレベル台のキャラクター全員がそのクエストを進行する訳では無い為、その様に感じられた様だ。
高レベルキャラクターは、低レベルキャラクターを持った知人を作っておく事が、以後のクエスト進行の為の近道になるだろう。
これは現在のライブサーバーでも予想される問題点だ。
コンパニオンクエスト進行方式の特性上、特定条件を取り揃えた低レベルキャラクターが居なければクエストは出来ない。
その為、現在のテストサーバーでは、低レベルキャラクターに一定量のギーナを渡して、
クエストを進行するユーザーも見つける事が出来る。
低レベルキャラクターが高レベルキャラクターを雇うのでは無く、
高レベルキャラクターが低レベルキャラクターを雇うのだ。
コンパニオンシステムと共に出来た珍しい風習の中の一つでもある。
●低レベルキャラクターのメリット
低レベルキャラクターはエリュシオン / パンデモニウム予備テンペルでクエストを受ける
コンパニオンシステムで一番利得を得るのはどちらだろう?
個人的な意見では、低レベルキャラクターに少し恩恵が大きい様だ。
特に、以前ではパーティーで進行しなければならないクエストやレベルアップ区間で、
自分と似ているレベルユーザーが居なくて、大変な場合が多かった。
高レベルコンパニオン降臨すれば、そんな要素は全く無くなる事になる。
エリートモンスターに酷い目に会ってもコンパニオンを要請すれば
その時から始まる高レベルの無慈悲な虐殺!
経験値もギーナもそっくりそのまま出る!
既存パーティーの場合、パーティー員間のレベル差が 10 レベル以上あった場合、
経験値が習得されなかったり、モンスターとのレベル差によって、アイテムがドロップしない場合が多かった。
コンパニオンパーティーの場合、コンパニオンキャラクターを除いたパーティー員のレベルを基準にして、
経験値、及び、アイテムを拾得する事が出来る。
例えば、30 レベル台キャラクター 5人と 55 レベルコンパニオン 1人がパーティーを構成する場合、
狩りを一緒にしても経験値やアイテム分配は、コンパニオンを除いた適正レベル 5人パーティー基準で
拾得する事が出来る。
この場合、コンパニオンキャラクター本人は狩りを通じる経験値やアイテムを拾得する事は出来ない。
●コンパニオンキャラクターのメリット
それならば、得をするのは低レベルキャラクターだけか?
AION のユーザーは全く同じくゲーマーであり、ボランティア NGO 団体では無い。
高レベルキャラクターも彼ら位の報酬があるので、時間を割いてコンパニオンに走る価値はある。
アラクネ姉妹会 / マルクタン兄弟会のコンパニオン デイリー / 週刊クエストを進行すれば、
その報酬として、[天族] アラクネの印,[魔族] 兄弟会の印を受け取る事が出来る。
これを集めてユニーク等級武器 / 防具,ヒーロー等級アクセサリ等を交換する事が可能だ。
報酬で得る事が出来る武器とアクセサリ。能力値は悪くない。
印の報酬で得る事が出来るものはアイテム以外にも、移動速度 5% のユニーク級タイトルや、
幾つかの拾得が難しいタイトル、30分の経験値護符、12間インベントリのペットや、
悪夢でのみ得る事が出来たロータン ペット等、多様な物品を得る事が出来る。
なお、報酬に入っているロータン ペットは、45 レベルからは悪夢ダンジョンに入場する事が出来なかった為、
今まで炎の神殿に特別な思い出があっても、ペットは見物だけだった高レベルユーザーへの
思いやりと思っても良いだろう。
報酬で交換する事が出来る武器 / 防具は 45 レベル ユニーク等級と 55 レベル ユニーク等級で分けられる。
この中で 55 レベル ユニーク等級防具の基本能力値は、パシュマンディル防具と等しく、
付加オプションで追加物理防御を除いた他の能力値が少し落ちる程度だ。
- パシュマンディルプレートとコンパニオンプレートの違い
オプション | パシュマンディル | コンパニオン |
物理防御 | 1539 | 1592 |
魔法抵抗 | 486 | 426 |
回避 | 701 | 701 |
最大 HP | 1123 | 901 |
盾防御 | 318 | 102 |
武器防御 | - | 115 |
物理攻撃力 | 28 | 9 |
移動速度 | 22% | 22% |
攻撃速度 | 8% | 8% |
飛行速度 | 10% | 8% |
最大飛行時間 | 20 | 15 |
敵対心増幅力 | 18.8% | 9.2% |
今までパーティープレイをよく楽しむ事が出来なかったユーザーなら、
これを機会に低レベルキャラクターを手伝って、アイテムを合わせて見るのも良いのでは?
また、武器 / 防具の外見も完全に新しいデザインなので、
外見変更を楽しむユーザーなら、収集するに値する価値があるでしょう。
印で交換する事が出来る防具の外見。肩のフードが印象的だ。
●長所の後の短所
こんなに良いシステムが生じたが、果たして長所だけだろうか?
一応、短所も発見されている。
低レベルキャラクターの難しい育成を手伝うという主旨は好まれたが、
違う様に表現すれば、 「高速レベルアップ」 が可能になったのは問題だという意見がある。
実際に、低レベルキャラクターと高レベルキャラクターが 1:1 コンパニオンパーティーを結んだ状態で
狩りをする場合、おびただしいレベルアップが可能な状態だ。
低レベルキャラクターは高レベルキャラクターの近くに寄るだけで、
高レベルキャラクターの一方的なモンスター狩りによる経験値が、
そっくりそのまま低レベルキャラクターに行くからだ。
これにより友達、或いは、知人の中で高レベルキャラクターがいる場合、
非正常的な速度でレベルアップをするのが可能となる。
実際に、既にテストサーバーでは低レベルゾーンで高レベルキャラクターの育成パーティーが横行している。
これは他の意味で言えば、低レベルユーザー間の違和感、及び、剥奪感は勿論、
格差を発生させる事も出来るシステムだ。
従って、ある程度はシステム的な補完装置が必要だという判断がされている。
勿論、全てのユーザーがこれを歓迎する事では無く、中には直接キャラクターを育成する楽しさを失いたく無い為、
コンパニオンを拒否するユーザーもいる。
高レベルになってから楽しむ事が出来るコンテンツが多い事も事実だが、
高レベルを果たす為の努力と、レベルアップを遂行する事が出来る多くのクエストも、
AION の立派なコンテンツだからだ。
とりあえず明らかなのは、低レベルキャラクターが高難易度のクエストとパーティープレー区間等に苦しむ時、
コンパニオンシステムは名前そのままはっきりと役立つ事でしょう。
投稿者 (む) : 2011年1月13日 13:30
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コメント
コンパニオンシステム ダメだろう…。
高レベルキャラで乱獲しても、低レベルキャラで得る経験・アイテムにペナルティがないとは。
カンストのサブ高速育成用のコンテンツになる。
あまりに狩り速度や効率が違い過ぎて、
適正キャラでソロしたりPTを組むという行為に意味がなくなってしまうだろう。
AION自体がカンストを急がせる仕組みにアップデート毎になっているから
当然の流れと言える。カンストまでは職のスキルの扱いやPTに慣れる期間と認識した方が良い。
低中レベルNMのドロップするアイテムはカンスト層が欲しがる性能でないので
独占はないと思われる。高速育成が当たり前になれば誰も見向きしなくなる。
10~40代の狩場がカンストキャラ+サブキャラの 2PCだらけになる。
乱獲やまとめ狩りで枯れ果てたフィールドに取り残された初心者キャラとかどうなる?
マップにいる適正レベルの敵種族とかどうなる?
報酬はサブキャラに入るから格下狩でもレベル差気にせずPKし放題。
とりあえずカンストキャラを持ってないと狩もPvPも全く成り立たないゲームになるよ。
PT募集も絶滅するだろうからカンストまでずっとソロIDに籠るしかない。
2PCが溢れればNCは課金代でウハウハだろうけど。
SC号やドラウプで初タンカーとか初ヒーラーですって初心者に遭遇する時代が来るのか
胸がさめざめとするな
初心者低レベルプレイヤーの将来を考えると
苦難を経て経験を積む必要があるため、
カンストプレイヤーはこのシステムに
関わらない方が良さそうだ。
どこかのゲームでも養殖プレイは問題視されている。
55Lvでも40Lv連れて行けばルーやアステリアでも遺物獲得できるってことだよね?
システム間違ってる
要は同じレベルがいないからPT組みにくいので、クエやミッションが進まないのを解消する
ためだろう?
ならば、クエやミッション以外の狩りなどを対象外すればいいんだよ
高レベルの人はそのクエやミッション完了した時点でデイリクエが終わるようにすればいい
天族が姉妹会でキャッキャウフフな世界なのに
魔族は兄弟会でガッハグフフの世界なんだな・・・そうなんだな!
要塞IDの遺物に関しては
>この場合、コンパニオンキャラクター本人は狩りを通じる経験値やアイテムを拾得する事は出来ない。
こう書いてあるからおそらく適正以外の取得はできないんじゃない?
>コンパニオンになる為には、アラクネ姉妹会 / マルクタン兄弟会に加入した高レベルキャラクターが
>遂行したいクエストのパーティーに加入した後、自分がヘルプする人をパーティー員リストからクリックし、
>「コンパニオン遂行」 を選択すれば良い。
>低レベルキャラクターはエリュシオン / パンデモニウム予備テンペルでクエストを受ける
この記載からすると特定クエ以外では、コンパニオンシステムはできないのでは?
高レベルキャラクターが低レベルキャラクターに
頭を下げて(あるいは金を払って)「手伝わせてください」ってのが主流になるだろうなw