2010年9月22日
返してください!2.0 で忘れてしまったもの[ AION - 2.0特集 ] Tweet
AION 2.0 問題に対して、必ず話してみたいという内容の
インタビュー要請が、先週 thisisgame に寄せられました。
この内容は、内容の無いインタビュー要請の中でも、AION に
愛着を持っているコアユーザーの雰囲気を感じる事が出来ました。
当然男性ユーザーだと思って連絡したら、なんと女性ユーザーで
PvP を愛するユーザーでした!今回はこの女性ユーザーの
インタビュー内容をお送りします。
記者 :
送って来て下さったメッセージを確認してみました。
一応、簡単に自己紹介をお願いします。
女性ユーザー :
釜山でアイオンを楽しんでいるユーザーです。オンラインゲームをして 4年位になりました。
初めには女性が易しく楽しむ事が出来る他のカジュアルゲームをプレイしていましたが、
1年位前に初めてアイオンに接する様になりました。
記者 :
カジュアルゲームからコアゲームの方に移動しましたね?
女性ユーザー :
はい。一緒にゲームをする友達がアイオンのキャラクターが綺麗だからと言って、
それで関心を持つ様になり、今まで続いています。
記者 :
サーバーとキャラクターはどこですか?
女性ユーザー :
ユスティエルサーバーで、天族のチャントウィングをプレイしています。
記者 :
アイオンを廃プレイする様になった理由はありますか?
女性ユーザー :
女性ユーザー達は、どうしてもキャラクターを沢山見る為、好き嫌いがあります。
アイオンは、自分の個性通りにキャラクターを作る事が出来る点に惹かれて始めました。
そのままキャラクターが良い為、何ヶ月もプレイしました。
そうするうちに、ゲーム内での知り合いも出来て、装備も好きになり、益々ゲームに愛着が生じました。
記者 :
キャラクターに惹かれるのは男性ユーザーも同じみたいですね。
女性ユーザー :
キャラクターがオンライン上で自分を代弁してくれるので当然だと思います。
アイオンはキャラクターのカスタマイズが美しい為に、
男性ユーザー達も女性キャラクターをたくさん操るみたいです。
記者 :
では本題に入ります。2.0 の問題点に対して、どんな部分が問題でしょうか?
女性ユーザー :
主に PvP です。
アイオンを始めたのは 1.2 の時からでした。そして、1.5 が始まったが、
その時アビス上層 ID が出て、多くのユーザー達が手軽くアイテムを合わせ始めました。
1.2 の時、苦労してアイテムを合わせた私は、何か虚しくなるんですよ。
また、その頃から PvP も始めて、テストサーバーも始める様になりました。
そして、幾ばくか後に 2.0 アップデートが行われたんです。
記者 :
2.0 になって多くの部分が変わったんですか?
女性ユーザー :
レベル制限が 55 に拡張されて、新しい ID が生じて、竜界という地域が登場しました。
そして、既存にあった時空の亀裂プレイが消滅しました。
2.0 前は個人や少数で時空の亀裂で PvP をしたが、それが遮られて一ヶ所に集められました。
それが竜界でした。
記者 :
竜界以外の地域で PvP が消えてしまったのですよね?
女性ユーザー :
はい。
2.0 初盤は皆レベルを上げる為に気を使う事が出来ない部分でした。
PvP が本当に好きなユーザー達は、アビスで PvP をしたんですよ。
大部分の人はアビスの PvP で無ければ時空の亀裂の PvP を行っていましたが、
竜界が出てしまってその部分が死んでしまったのです。
竜界地域のフィールドだけ活性化されて、アビスと時空の亀裂は死んでしまいました。
記者 :
以前に楽しんだプレイを減らされて楽しむ事が出来なくなってしまったのですね?
女性ユーザー :
それで、既存の PvP を楽しんだユーザー達は、大部分他のゲームに移動した成り行きです。
ベータの時からゲームを楽しんだオールドユーザー達さえ止めて行きました。
記者 :
2.0 になって、ユーザー達の不満が大きくなったと言っていたが、そんな問題がありましたね。
女性ユーザー :
もちろん、NCSOFT でも考え無しに 2.0 を企てて竜界を作らなかったです。
ある程度はユーザー達も受け入れて、ゲームをするのが普通だと思います。
しかし、今回の 2.0 は既存コンテンツを楽しんだユーザー達を減らす、
そのコンテンツを楽しむ事が出来なくする問題点を生みました。
2.0 になり、"大規模戦闘" が流行る事になったんです。
記者 :
"大規模戦闘" ですか?
女性ユーザー :
はい。多くの数のユーザー達がフォースで連合して、PvP をしたり動いたりします。
竜界地域は特にモンスターのダメージが力強く、とても痛いんです。
なので、レギオン無しに一人で活動したり、少数で動くのが好きなユーザー達は、
竜界地域でモンスター狩りも大変になりました。
最近では基本がフォース VS フォースになっています。
記者 :
少数プレイが好きだったユーザー達はゲームを楽しみにくくなってしまったという事ですね?
女性ユーザー :
はい。私も少数プレイが好きですよ。
記者 :
アビス地域では相変わらず以前と同じプレイが可能では無いのですか?
女性ユーザー :
アビスでさえもうフォースでプレイします;;
記者 :
何故フォースプレイが主流になったのでしょうか?
女性ユーザー :
その部分に対して考えてみましたが、2.0 になる直前にデイリークエストが生じました。
そのクエストが一日に相手種族 5人を倒せば、報酬を与えるクエストでした。
そして、そのクエスト報酬を集めて、様々な物品をタダで得る事が出来たんです。
そのクエストが 2.0 になり、毎日ランダムで主題が変わる様になりました。
インギスオン,ゲルクマロス,全ての地域,シレンテラ回廊...
この様な場所で相手種族を 5人倒す様に変化したんです。
この報酬を得る為に、PvP を余りしない、装備もままならない方々が、クエストパーティーを立て始めました。
そのクエストパーティーが少しずつ大きくなっていき、結局はフォース単位になってしまったのです。
これに出会った相手ユーザー達も、少数では勝つ事が出来ない為、フォース単位を作る様になります。
結局、こんな影響が今のフォース単位大パーティーを誘発したのでは無いかと思います。
記者 :
デイリークエストをする為の行動が集まって、いつの間にかフォースが一般化されてしまったのですね。
女性ユーザー :
はい。私はそう考えます。
少なくとも、今の様なフォース化が活性化され、影響を及ぼしたのです。
大規模 PvP が好きなユーザー達は喜ぶかと思いますが、小規模戦闘を楽しんだ人々は、
自分が好きだった事を楽しむ方法が消えてしまったのです。
記者 :
小規模 PvP を楽しんだ人々は、殆ど PvP を諦めた状態でしょうか?
女性ユーザー :
はい。
率直に、最近は一人で何処にも通う事が出来ない程です。
ユスティエルサーバーでは、1.5 倍位の人員が PvP をしていると聞こえたら、
フォースが沢山成り立ちます。今は少数プレイ戦闘なんて殆ど不可能な状態です。
記者 :
竜界自体はどうですか?
竜界という場所の形態はユーザー達が沢山望んだ形態と分かっていますが。
女性ユーザー :
竜界自体が生じた事はとても良いです。
新しい ID が出来たし、とても広い空間でギーナを儲ける事も出来る場所だからです。
しかし、PvP をする立場では、モンスターたちのレベルが高く、ダメージが強く、少し大変です。
現在だいぶ装備が出回って来ましたが、竜界地域のモンスターはそれよりもっと強いです。
小規模パーティーの PvP をするのに良い構造では全くありません。
記者 :
大規模 PvP が発生する様になったのは、竜界地域自体の特性であるかも知れない?
女性ユーザー :
大規模 PvP は、2.0になって変わった成り行きだと、今のユーザー達は受け入れるしか無いです。
3.0 になった時、この部分に対して補ってくれたらと思います。
少数戦闘を楽しんだ人々が、無理無く自分が願う事を楽しむ事が出来る様に、気を使ってくれという事です。
デイリークエスト形態を少し変えるとか、ある程度以上の規模になった場合、
PvP 経験値を得るのに制約が生ずるとかする方式で、ですね。
記者 :
結局は、大規模と小規模の均衡がある様に発生する姿を願うという事ですか?
女性ユーザー :
はい。大きなレギオンに所属していれば、大規模戦闘を同じ条件で楽しめますが、
ライトユーザーやソロプレイを楽しむ方々、レギオンの無い方々でも楽しめる様にして欲しいです。
今現在は RvR も PvP も楽しめない姿になっています。
記者 :
個人的に PvP は 1 パーティー単位や、それ以下で楽しむ事が好みですが、
小規模戦闘が死んだなんて惜しいですね。
女性ユーザー :
私も 1 パーティー単位の戦闘が楽しめます。PvP はそれ位の単位の方が一番面白いです。
記者 :
パーティー単位戦闘がフォース単位より魅力的な理由は何でしょうか?
女性ユーザー :
何より、スキルの使用とコントロールの差でしょう!
クラス別で特色あるスキルを活用する事が出来るし、自分自身のコントロールも目立つ事が出来ます。
記者 :
一般的な女性ユーザーとは少し違う気がします。
女性ユーザー :
私はゲームをする時、男みたいだという話を沢山言われます(笑)
フォース単位で戦闘する時は、スキル 1つ使えば終わりになってしまいます。
スキル 1つ使った時点で、相手種族は何人か倒れていきます。
現状はコントロールなんて、全く必要無い状態ですね。
記者 :
大規模戦闘になれば、後ろから攻撃する人がいても分かりませんものね。
女性ユーザー :
そうですね!
今は装備を手に入れてコントロールの練習をした事さえも後悔になりそうです。
記者 :
PvE(対モンスター)コンテンツはどうですか?
女性ユーザー :
PvE も問題があると思います。
1.5 時代にはヒーロー武器以下でも手に入れようとすれば、
6人のパーティー員がお互いに呼吸を合わせ、緊張しながらプレイしましたが、
今は...何て言えばいいのか分からない状態ですね。とても虚しいです。
記者 :
虚しいですか?
女性ユーザー :
普通、他の MMORPG をしたユーザー達が良く言う話があります。
World of Warcraft や リネージュ の同じ場合では、ネームドモンスターを 1人 で倒す事も、
幾多の攻略をして、それほど念を入れる事で征服する事が出来る、と。
重要な瞬間では、一人が下手でも攻略に失敗する事があるんだ、って。
でも、アイオンはそうでは無いんです。
装備さえあれば、ネームドモンスターも引き締める事が出来る形態になってます。
記者 :
それなら PvE コンテンツを熱誠的に楽しむユーザー達もあまりいないですね。
女性ユーザー :
アイオンでも、フォース単位でレイドをしますが、PvE コンテンツがシステム的にとても易しくなっている為、
ユーザー達は大きく興味を引く事が出来ないのが事実です。
実は、ネームドモンスターに対する攻略と言う物が無い位です。
そのまま倒せる程だから、World of Warcraft の様に、ネームドモンスターに挑戦して、挑戦して、
やっと征服するという心から喜べる事が無いのです。
その為、ユーザー達は PvP コンテンツの方に関心を持つ様です。
フォース単位レイドに念を入れる理由が無い為です。
NCSOFTでも、こんな部分は知っているでしょう。
面白いのは、竜界にいる 「セマタ」 というネームドモンスターです。
これは鍵アイテムさえあれば何フォースでも入って行ってレイドを行えるモンスターなのに、
まだ、どのサーバーでも攻略する事が出来ていないという唯一のレイドモンスターです。
唯一のレイドモンスターなのですが、鍵自体のドロップ率が低調であり、
結局は時間が掛かる問題であるだけなんです。
体系的な攻略が必要では無く、時間が経って入場する事が出来る人員さえ多くなれば、
解決されるネームドモンスターなんです。
記者 :
2.0 で問題が起きたクラスもあると言いますね。
女性ユーザー :
2.0 最高の被害者たちは、シャドウウィング ユーザー達です。
私が分かっている シャドウウィング ユーザー達は、殆どゲームを止めた状態です。
普通 シャドウウィング なら、1:1 で相当な威力を発揮するクラスな筈ですが、
これからはそうでは無いんです。良くない言い方では 「猟犬」 と呼ばれています。
記者 :
それはどういう意味ですか?
女性ユーザー :
PvP で必要無い代わりに、レイドでは本当に必要だからです。だから猟犬になってしまったんです。
記者 :
スペルウィング はどうですか?
女性ユーザー :
神さまです。
記者 :
特定クラスがその様に傾いたら措置がなければなりませんが、NCSOFT の動きはどうですか?
女性ユーザー :
毎回バージョンが変わる度に違って来る事がしていますが、
3.0 の前に大きな措置があると期待するユーザーは殆どいないです。
記者 :
バランス部分は少しずつ修正しながら補わなければならないと思いますが、
そんな部分たちに対する措置は無いですね。
女性ユーザー :
クラスの上向きや下向きが極端に酷すぎる様です。
記者 :
ユーザー達がこんな部分に対する不満を NCSOFT に話して見た事は無いのですか?
女性ユーザー :
1.5 当時、一度チャントウィング ユーザー達が団体で抗議をした事がありました。
しかし、変わらなかったんですよ。
NCSOFT にお金を出してゲームをする熱烈なユーザーですし、
そういった機会があれば言う事は言いたいですね。
記者 :
一回ユーザー達の話を集めて NCSOFT にインタビューを行って見る事も良さそうです。
女性ユーザー :
そんな席があれば、私も必ず一緒に行って見たいです。
NCSOFT は、この分野にノウハウがあって大きく成功した会社ではありますが、
一緒に行って発言して、少しクールダウンさせてくれたらと思います。
事実、アイオンをプレイしながら多くの人に会い、グラフィックデザイン分野にも関心を持って、
今勉強もしていますが、今のアイオンは修正しなければならない部分があまりにも多いです。
1.5 から 2.0 になりましたが、ただ今は 1.5 が懐かしいだけです。
記者 :
グラフィックデザインを勉強しているのですか?
女性ユーザー :
はい。
元々専攻は産業デザインですが、アイオンに接して 3D デザイン に関心を持つ様になりました。
以前も関心はありましたが、アイオンが増幅の役目をした事は間違いないです。
今も資格を取ろうと勉強中です。
記者 :
最後に必ず伝達したい言葉はありますか?
女性ユーザー :
アイオン 3.0 では、今持っている問題がたくさん補完されたらと思います。
特に、少数 PvP を楽しんだユーザー達が自暴自棄にならない様に、これに対する措置も是非お願いします。
今の形態が維持されたら、少数 PvP を楽しんだユーザー達は全て去ってしまうでしょう。
少なくとも、時空の亀裂プレイがまた開かれたら、
少数戦闘を楽しむユーザー達の不満はある程度解消されると思います。
そして、NCSOFT はもう少しユーザー達の話に耳を傾けて欲しいと思います。
勿論、幾多のユーザー達の話を全て聞く事は出来ませんが、ユーザー達の意見を集める空間があって、
その意見に対して NCSOFT がある程度のフィードバックを知らせてくれるだけでも、
ユーザー達の心はとても安らぐ事になります。より良い方向に動かれるのを待っています。
記者 :
長い間、インタビューに応じて下さって有り難うございました。
投稿者 (む) : 2010年9月22日 23:00
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コメント
記者 :
スペルウィング はどうですか?
女性ユーザー :
神さまです。
記者 :
スペルウィング はどうですか?
女性ユーザー :
神さまです。
記者 :
スペルウィング はどうですか?
女性ユーザー :
神さまです。
待たされた挙句にクソバランスのアップデートで
スキル調整は入れる気配もない
NCの開発って頭悪い通り越して頭おかしいね
記者 :
スペルウィング はどうですか?
女性ユーザー :
神さまです。
この言葉だけで今やPTには不要職となったスペルを続けていける・・・。