●救援のオーラとは何か？

救援のオーラは 1.9 アップデートで新しく登場した経験値上昇バフだ。
「休息のオーラ」 がゲームをしないうちに積もるバフなら、
救援のオーラは長く接続している程積もる。
休息のオーラと救援のオーラは、その効果が重複されて、
これ以外のアイテムやイベント等の経験値増加効果も一緒に適用を受ける事が出来る。
この様なバフたちをうまく利用すれば、早くレベルアップする事が出来る。
ただし、15 レベル以下のキャラクターはバフを受ける事が出来ない。

　・休息のオーラ
　　- 経験値増加率 ： レベルによって変化（最大 40%）
　　- 生成条件 ： ログアウト中の時間の間増加
　　- 消滅条件 ： 増加したバフゲージ分の経験値を獲得すれば消滅
　　- 適用 ： モンスター狩りの時にだけ適用

　・救援のオーラ
　　- 経験値増加率 ： 30%
　　- 生成条件 ： 一定接続時間レベルアップが成り立たない時（大凡 2 ～ 3時間）
　　- 消滅条件 ： 接続時間の間、増加したポイントを消耗するか、
　　　　　　　　　　 接続終了後、10分が経過すれば自動的に消滅
　　- 適用 ： 採集，PvP，モンスター狩り，クエスト遂行等全ての行動に適用

休息のオーラと救援のオーラ。低レベルユーザーを後押ししてくれる


●固定レベルとは何か？

前述した様に、固定レベルは 「特定レベルで育成を止めたままアビスポイントを集める事」 を言う。
初期の固定レベルは、低レベルの時集めておいたアビスポイントで、
最高レベルの時の装備を購入する為に盛んだった。
サービス初期、アビスポイントを集める方法があまり多くなかった時代、
低レベルの時アビスポイントを集める事の方がずっと効率が良かったからだ。

1.5 アップデート以後、要塞インスタンスダンジョンとドレドギオン等のコンテンツが追加され、
この様な目的で固定レベルを維持するユーザー達の数は減ったが、
相変わらず低レベルで楽しむ事が出来るコンテンツと PvP を楽しむ為を目的に、
固定レベルを維持するユーザー達が多数残っている。

公式ホームページトップに掲載される程、固定レベルに対するユーザー達の関心は相変わらずだ。

また、もう最高レベルを果たしてコンテンツの大部分を消化したユーザー達が、
新しい楽しさを探す為に固定レベルをプレイする場合も多い。
アップデート以後、アビスポイントを集めやすくなった為、アビス装備とインスタンスダンジョンアイテム、
製作アイテム等を装備して、専門的に低レベルでの PvP を楽しむユーザー達が増えているのだ。


●何が問題なのか？

・獲得経験値増加によるプレイの不便さ

固定レベルユーザーでも、アビスポイントを集める為の狩りと、
装備獲得の為のインスタンスダンジョンプレイ等を通じて経験値を得る事は避ける事が出来ない。
その為、固定レベルユーザー達は、死んだり生き返えるのを繰り返しながら、
増加した経験値を無くす為に努力している。
しかし、救援のオーラが追加される事によって、獲得する経験値がずっと増加し、
固定レベルユーザー達はこの様な苦労をもっと沢山しなければならなくなってしまった。

本来のパッチ内容通りなら、救援のオーラは接続終了後 10分が経過すれば消滅しなければならない。
しかし、現在救援のオーラは接続終了後、また接続しても残っている。
その為、救援のオーラを無くす為に接続を終了した固定レベルユーザーが、
またゲームに接続すれば、救援のオーラが消えるどころか休息のオーラも一緒に適用され、
もっと多くの経験値を入手出来る様になってしまうのだ。

この様な経験値バフたちは、他のバフたちと違い、ユーザー自ら取り除く事が出来ない為、
もっと固定レベルユーザー達を不便にさせている。


・何をしても増加する 採集も製作も

休息のオーラが狩りにだけ適用された事と違い、救援のオーラは獲得する全ての経験値に適用される。
その為、採集や製作をしても、救援のオーラが適用された経験値を受ける様になる。
製作をしたり、亀裂を通じて相手地域で採集をするユーザー達も、少し不便さを感じている。

経験値を得る行動なら全て救援のオーラの効果を受ける様になる

この他にも不便な点はある。
救援のオーラ以外にも、固定レベルユーザー達を泣かすシステムがもう一つある。
一日クエストがそれだ。
相手種族のプレイヤーを片付ける一日クエストの内容は、自然に低レベルユーザーの虐殺に繋がったし、
この様な現象を固定レベルユーザー達も避ける事は出来なかった。
現在は修正を通してある程度緩和されたが、相変わらず不満が残っている事は事実だ。

アビスクエスト内容は修正されたが、追加クエストは亀裂ユーザーの数を減らす結果を生んだ


●コンプレックスは捨てよう

実は救援のオーラは間違った事では無い。
低レベルユーザー達の育成を助けるという役目を充分に遂行しているからだ。
しかし、思うと行った親切を全ての人がありがたく思う事では無い様に、
どうしてもこの様な思いやりを拒否する固定レベルユーザー達には不便なシステムだと感じられるのだ。

全てのユーザーが最高レベルキャラクターで、全てのコンテンツを消化する事では無い。
ゲームを楽しむ多様な方法を理解して、彼らを思う小さな思いやりが必要では無いだろうか。