●アビスポイント取引 - 古代の遺物をまとめて一度に与える！

1.5 アップデート後に生じた要塞別インスタントダンジョンには、
各種 「古代の遺物」 がドロップし、これは各種族のアビス大都市で、
アビスポイントに交換する事が出来る。

ところが、これを利用したアビスポイント取引が成り立っているという噂が広がっている。
購買者がパーティー員に決まった金額を支給して、全ての遺物を独占するのだ。
これはアイオンのルート体系を利用した方法で、制裁が不可能に見える。

この問題は、このまま座視するには他のアビューズ行為と差を感じる事が出来ない程に、
物々しい程のアビスポイントを獲得しているということが問題だ。
また、仲間内でのアビューズ行為よりも安全で、
獲得する事が出来るアビスポイントの量も多い為、
時間が経つ程、取り締まる事が出来ない位に広がるだろう。

古代遺物の取引を摘発や制裁する事が出来るか


●とても易しくなったアビスポイント獲得に怒るヘビーユーザー達！

1.5 アップデート以後、事実上アビューズ行為が必要無い位にアビスポイント獲得が易しくなった。
それに、上の様な方法を利用したら、一日 15分だけ投資しても、
おびただしい値のアビスポイントを集める事が出来る。
すなわち、インスタントダンジョンの価値を高める為に付与したアビスポイントの為、
全てのアビスポイントの価値が低くなっているという話だ。

アイオンを初期から楽しんで来たヘビーユーザー達はこんな事実に怒っている。
何ヶ月も苦労してやっとユニーク装備を手に入れたと言うのに、
今では 1週間インスタンスダンジョンを回ってユニーク装備を手に入れているのだ。
大変な思いをして相手種族プレイヤーと戦闘して難しく集めて来たアビスポイントが、
一瞬にして紙切れに変わる瞬間だった。


●意図は良いが結果的に見直しが必要だ！

実は今回のアップデートに対する意図や評価はとても良い方だった。
アップデート前、少数ユーザー達に集中されていたアビスポイントを、
他のユーザー達も全て等しく使える様にして、多様なインスタントダンジョンの追加で
楽しむ事が出来るコンテンツを多数確保するという名分は、反ばくの余地が無い正論だったからだ。
しかし、理想と現実がいつも同じな事は無い。
特に、アビスポイントに関わる部分は、ユーザー達の怨声が降り注いでいる。

こんなにもアップデートの進行方向とユーザー達の願う所が違うなら、
今後進行方向に対する見直しが必要では無いか。
勿論、時間が経てばユーザー達も適応をする様になって怒りも減るだろうが、
運営に対する不信は大きくなっていくだろう。

ユーザー達の願う解答は、アビスポイントの獲得を PVP や RVR に集中し、
またその価値を高めるのだ。
そうで無ければ、巨大なアビスは単純に高レベル者以外の狩り場になるだけであり、
戦争と戦闘の空間の概念は消えてしまうだろう。

果たしてユーザー達の念願通り、アビスポイント獲得の調整が成り立つ事が出来るか。
それともアビスポイントの一般化をそのまま推進するか、
アイオンの今後アップデートに注目される。

もうアビスには "戦闘" と "戦争" の概念が消えている